いざ、ワークショップ当日②
さて、自分たちの失敗を恐れなくなったら(笑)、参加してくれている参加者に目を向けよう。
1 観察とケア
ワークショップの内容にもよるけれど、参加者の身体的精神的両面において安全と安心の確保はあって当然のスタンスで。救急箱の用意、参加者の緊急連絡先を確認しておくことも必要になることもある。参加者が集中できる環境になっているか、温度、換気、照明、音などの環境を整えることも細かい配慮だけれど実は大事なこと。
ファシリテーターと参加者、参加者同士、それぞれのコミュニケーションがうまくとれているかを観る。サブファシリテーターは目的に合った方法で、外から声かけしたり、サポートで中に入り、滞りを解消する。場合によっては休憩中に相談にのることも。
参加者の様子、全体の空気、体調、声、表情・・サブファシリはそれらを観ながら目的に応じて重要だと思った情報はメインファシリに伝え、サポートする。メインがサブに注意を促す逆のパターンももちろんあり。
観察=観て、察すること!
観察するって、もっと外側から関わっているイメージが僕はあった。ワークショップでの観察は字面の通り、よくよく観たうえでその人や場を察することなんだ。察するってその人が困っていることに対して助け舟を出すことなんだなと思う。愛だねー!注意深くその人を観なければ助け舟を出すタイミングは分からないしそもそも出せない。僕は身体上男性の脳みそを持っている。男の脳は女性の脳より察することが苦手。これは太古の昔から脈々と受け継がれる男女の脳の構造の違いなので、どうしても得手不得手があると思う。ワークショップの企画を行う際には、メンバーの男性脳と女性脳の配置バランスも大事だね!
2 記録とフィードバック
参加者の反応、様子、発言などをできるだけ行活き活きと記録しておくとよい。参加者からのフィードバックとしては、振り返りの時間を持つこと、アンケートの実施、参加者へのインタビューなど。ワークショップが始まる前とどう違うか、振り返り時の参加者の様子も観察する。記録方法は録音、録画もあるが、参加者へ必ず冒頭で記録のために録画をする旨を説明することと、録画が可能かの確認を行うこと。
3 ワークショップが終わってから
先ずは会場の片づけ、物品の返却、参加者の忘れ物がないかのチェックも忘れずに。
関係者同士の振り返り
記憶が新しいうちに(ここ重要です!)関係者同士の振り返りを行い、改善できることはリストアップ。今回のワークショップを企画した時点での成功イメージは実現されたか否か、予想していなかった新しい発見はあったのか等・・僕個人の意見として、打ち上げ前の素面状態と酒が入っている時の両方の振り返りができたらいいと思っている。
報告書、記録、アーカイブ、予算も含めて成果や評価をまとめる。
記録の管理、取り扱い、個人情報やワークショップの記録方法もおざなりにはしないこと。
え?早くビールが飲みたい?
とにかくおつかれさまでした!