彼氏(彼女)はいるの?
いきなりだけども、こういうふうに聞かれたら、どう感じる?質問の内容として、そんなに長い付き合いではなくて最近知り合いになったような人からの質問かな。その相手との関係性にもよるだろうけど、質問に悪意は全くなくて、純粋に聞いてきたとして。彼氏(彼女)がいたらいると言うし、いなかったらいないと言う、かな。
逆に、この質問を周りの人に聞いたことはあるかな?相手のことを知りたくて、何気なく会話の流れで、友達に頼まれて、とか、尋ねる理由は色々とあるだろうけど、どうだろう。
異性が恋愛対象とは限らない、かもしれない
もし、質問した相手の恋愛対象が異性じゃないとしたら。そんなの、割合的には圧倒的に少ないじゃないかと君は思うかもしれない。
日本のLGBT(セクシャルマイノリティー )の割合は13人に1人なんだそうだ。左利きの人や血液型がAB型の人たちと同じくらいの割合。そう考えると随分と身近に感じる、僕は。1クラス30人いたとしたら、その中の1人〜2人はLGBTの人ってことだもんね。カミングアウトしてる人が少ない印象、おおっぴらにしてないから僕たちが知らないだけで実は割合としては少なくないよね。
そして改めて彼氏(彼女)はいるのと尋ねるか?
それを知ると、何気なく聞いた言葉が全くの的外れかもしれないということに気付くよね。そもそもが、聞く人が聞いたらセクハラにもなりかねない微妙な内容ではあるけど、相手のことを純粋に知りたくなったら尋ねてしまうかもしれない。正解があるとするなら、「パートナーはいるの?」かな。
排他的じゃない社会
はいたてき【排他的】
( 形動 )
自分や仲間以外の者を排斥する傾向のあるさま。 「 -な言動」 「 -な集団」 (大辞林調べ)
僕は排他的と聞くと、マジョリティがマイノリティを受け入れないイメージ。
勝ちと負け、善と悪、強者と弱者、どちらか一方が優位で、もう片方が劣位‥。
セクシャルマイノリティー に限らず、少数派の意見を無視、または軽視する。
排他的の対義語は協調だけど、その先は多様性ってことなんじゃないだろうか。