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ワークショップとコミュニケーション①

投稿日:2018年6月23日 更新日:

コミュニケーションとは

コミュニケーション(communication) 人間が互いに意思・感情・思考を伝達しあうこと。言語・文字その他視覚・聴覚に訴える身振り・表情・声などの手段によって行う。(三省堂 大辞林)

人と人との間で情報が授受され理解される過程をいう。ある個人が他の個人の態度を条件づけるために刺激を伝達する過程。言葉や電波媒体、新聞・雑誌などの印刷媒体などで伝達される。経営管理上のコミュニケーションは、計画の実行や達成する調整目的で行われるものと、参加意識などの動機づけを目的とするものとに分けられる。(流通用語辞典)

流通用語辞典のコミュニケーション解説、難しくないですか?「ある個人が他の個人の態度を条件づけるために刺激を伝達する過程」広告的な要素が大きいように思います。消費者に向けての一方的なコミュニケーション。流通用語だからこれはこれでよいのでしょうね。

ワークショップにおいてのコミュニケーションについて考えてみようと思います。

話さなくてもコミュニケーションは可能か

例えば、声が出ない人や聴覚に障害がある人には、話すという手段でコミュニケーションを取ることはできないと思うんですよ。その場合は筆談かな。身振りでもいいし、視覚からの情報によるコミュニケーションになりますよね。ちなみに、人間は情報の80%を視覚から得ているそうです。それでは視覚に障害がある人はどうするのか。話すこと、耳から入る情報でコミュニケーションを取りますね。そう考えると、ヘレン・ケラーってすごくないですか。そうなってくると、触る、触れることによるコミュニケーションですね。視覚障害のある人も指文字(という表現が正しいのかは分からないけれど、手のひらに字を書く)とか点字での、触感での意思疎通のやり方はあります。

で、これらはコミュニケーションをとるための手段であることに気が付きます。手段を用いるということは、その手段を用いてまで、自分が相手に伝えたいことがある、相手の意思確認や意見を聞く必要がある、つまり、「相手と対話する意思が(お互いに)ある」ということですよね。お互いに対話する必要性があるから、あらゆるコミュニケーションの手段を用いてまで対話をするってことだと思うんですよ。

コミュニケーションを相手と取りたいのか。取らなきゃいけない理由があるのか。自分は相手に伝えたいことがあるのか。お互いに解り合う必要性があるのか。これらの熱みたいなものがそこにあるから、人はコミュニケーションを取る、取ろうとするのだと僕は思うわけです。

つづく。

 

 

 

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