みんな違って・・・?
みんないい。
と、言葉がふと出てきたあなた。素敵ですね。そうです、金子みすゞですね。
金子みすゞ (かねこみすず、1903年(明治36年)4月11日ー1930年(昭和5年)3月10日)は、大正時代末期から昭和時代初期にかけて活躍した日本の童謡詩人。本名、金子テル。
26歳で死去するまで500余編もの詩を綴ったとされる。
代表作は「わたしと小鳥と鈴と」や「大漁」など。) Wiki調べ。
ACジャパンのコマーシャルで金子みすゞの「こだまでしょうか」が震災後によくテレビで流れていたのを思い出します。
「わたしと小鳥とすずと」
わたしが両手を広げても お空はちっとも飛べないが
飛べる小鳥はわたしのように 地べたを早くは走れない
わたしが体をゆすっても きれいな音は出ないけれど
あの鳴る鈴はわたしのように たくさんな歌は知らないよ
鈴と小鳥と それからわたし
みんな違って みんないい
この詩の最後に、「みんな違ってみんないい」と出てきます。
いろんな人がいて、いろんな考え方がある。そのことに誰が正しくて誰が間違っていることはないよ、と。
他には、人間向き不向きがあるから、得意なことを伸ばそうよ、的な?
人や物に優劣はないし、みんなそのままで素晴らしい存在だ、とも捉えられます。
ついつい僕たちは、自分の考え方、価値観を正しいと思いがちで、違った考え方に対してジャッジを始めたりしてしまう。そこから諍いが生じたりするから、この詩を誰しもが肚から「そうだよな」と思えたら、平和な世界になる・・・かな?
本当⁈
みんな違って当り前
似た考え方、趣味嗜好の人はいるだろうけれど、何から何まで全くおんなじ!って人は、まあ、いないと思う。
劇作家で演出家の平田オリザ氏は、「みんな違うのは当たり前、みんな違って大変なんだ。そこからどうするかが問題。」と、言っていた。
みんな違うね、そうだね。で、終わってしまったら、その先はどうするのか。
違う意見や考え方を、どうすり合わせて、どうしたら、その先に進めていけるのか。
違うね、そうだね、は、小さな子供でもできるかな。
大人なら、そこから先に進めていかなければ。うまく。