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ワークショップとコミュニケーション④

投稿日:2018年7月8日 更新日:

友達にならなくてもいい

いきなりですが、ジョン・ムーアという人を僕は最近知りました。

アウトドア用品メーカー「パタゴニア」は聞いたことがある人もいるかもしれない。そのパタゴニアの元日本支社長がジョンさん。70歳にはまだならないかな、パワフルで年齢不詳な感じもある。そのジョンさん、今では高知県在住で在来種の「種」を守り繋ぐ活動をしている。

ちょっと種のはなし

ところで、今年の4月に日本の「種子法」が廃止されたことを皆さんはご存じだろうか。

「種子法」人生で一度も耳にしない人もいるかもしれない。(僕も今年に入るまで聞いたことがなかった)

種子法の廃止とワークショップと、どう関係があるのかって話だけど。

元々の野菜から取れた種、在来種からできた野菜ではなくて、F1種という種や、GM種という遺伝子組み換えの種から育てた野菜、穀物を口にすることが実は僕たちは多い。

都会に住んでいたら、殆どがそれらのものじゃないだろうか。

複雑な社会の事情があるみたいなので、長くなるし、僕も詳しく説明できるまでには至っていないので、ここではその説明はしないよ。

で、ジョンさんは、在来種、その地域に古くから存在している種がなくなっていかないように活動をしている。理由は、次世代に残すために。

そのジョンさんの話で、植物や土や微生物、交配のためのミツバチも、お互いに情報やメリットを交換していると言っていたんだ。

「お互いに友達にならなくていい、交換する」って。

共生のために。

それを聞いたとき、人間も植物もやっていることは同じじゃないか!と僕は驚いたんだ。

仲良くならなくていいから、ケンカしない方法を学ぶ。

共生のために。

お互いをうまく利用しあう植物や自然界の方がずっと賢いなと思うけれど、人間界の僕たちは、共生していくためにまずは争わない方法を学ばなくてはならない。

君と僕は違うね、そうだね、から、何かお互いの得意なことを交換することを始めたら、ただただ忍耐強くお互いを知る対話から、もうちょっとユニークな発展に繋がるんじゃないか。

対話って、もちろん大事だけれど、精神的にタフじゃないといけないときや、その人の器の大きさが如実に表れるときがあるし、人間性が試されるよなーと僕は思っている。

だからこそ、僕たちの成長のために対話というコミュニケーションを僕らは学ぶ必要があるとも思っているんだけれど、純粋な損得、メリットの交換から広げるコミュニケーション方法をについて、自然界からヒントをもらったように思う。

種子法、在来種、かなり深いので、種のワークショップができたらいいな!

 

 

 

 

 

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